2019-01-01から1年間の記事一覧

本の話・21回目

今月の課題図書はこちら。 どこにでもあるどこかになる前に。〜富山見聞逡巡記〜 作者:藤井 聡子 発売日: 2019/10/16 メディア: 単行本 読むにつれて紙質がどんどん変わっていくのがおもしろい本だ。 富山にはだいぶ前にちょっとだけ訪れたことがある。魚が…

本の話・20回目

11月の課題図書はこちら。 PUBLIC HACK: 私的に自由にまちを使う 作者:笹尾 和宏 発売日: 2019/09/20 メディア: 単行本(ソフトカバー) この本はタイトルもいいけど、サブタイトルもいい。 「チェアリング」とか「流しのこたつ」とか、そういう活動に名前が…

本の話・19回目

10月の課題図書はこちら。 彼岸の図書館: ぼくたちの「移住」のかたち 作者:真兵, 青木,海青子, 青木 発売日: 2019/10/03 メディア: 単行本 この本のことは出版情報で知ったので、ルチャ・リブロのこともオムライスラヂオのことも知らなかった。機関誌『ルッ…

本の話・18回目

9月分の課題図書はこちら。 迷うことについて 作者:レベッカ ソルニット 発売日: 2019/04/24 メディア: 単行本 レベッカ・ソルニットの本は(翻訳であっても)文章の質感がとてもいい。 紙面から文字を追うことが心地よい。 迷った=失われたという言葉には…

本の話・17回目

8月分の課題図書はこれ。 キリン解剖記 (ナツメ社サイエンス) 作者: 郡司芽久 出版社/メーカー: ナツメ社 発売日: 2019/07/08 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 読み終えてみて研究にはまっていく過程とかその度ごとの悩みとか…

本の話・16回目

今更ながら7月分の更新を。 夢見る帝国図書館 作者: 中島京子 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2019/05/15 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 図書館の歴史は人類の知識の歴史と歩みを同じくする。 記録を残そうとしている施設は過去へと思考…

本の話・15回目

しばらく更新をさぼってしまった。 今更ながら6月の課題図書はこちらでした。 方法序説 (岩波文庫) 作者: デカルト,Ren´e Descartes,谷川多佳子 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1997/07/16 メディア: 文庫 購入: 31人 クリック: 344回 この商品を含むブ…

本の話・14回目

5月の課題図書は島田潤一郎さんの『90年代の若者たち』。 島田潤一郎さんは夏葉社を創業されたときの初期の頃からどこかでお名前を聞いていて、その後もずっと夏葉社の本には注目して書い求め続けてて、『90年代の若者たち』は出版情報が出始めたときから買…

本の話・13回目

4月の課題図書。 発売からずっと話題になっている本。 本を贈る 作者: 笠井瑠美子,川人寧幸,久禮亮太,島田潤一郎,橋本亮二,藤原隆充,三田修平,牟田都子,矢萩多聞,若松英輔 出版社/メーカー: 三輪舎 発売日: 2018/09/11 メディア: 単行本 この商品を含むブロ…

本の話・12回目

3月分の課題図書はこれ。 今更書く感想。 エコラリアス 作者: ダニエル・ヘラー=ローゼン,関口涼子 出版社/メーカー: みすず書房 発売日: 2018/06/09 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 相棒がツイートしていたので「次それにしよう」とこちらか…

本の話・11回目

このエントリーは2月分です。 今更だけど2月もなにかと忙しかった。 3月も。 今回の課題図書はこれ。 災害ユートピア――なぜそのとき特別な共同体が立ち上がるのか (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ) 作者: レベッカ・ソルニット,高月園子 出版社/メ…

本の話・10回目

この記事は1月分です。 「本の話」といいつつ、本の話をしなかった年明け最初のセッション。 単純にお互い予期せぬできごとで課題図書が読めなかったということでした。 でもとりあえず話だけはしておこうということで、ただただとりとめもない話をしたので…